光と闇の観察日記

人間や社会の観察日記

失うものが大きければ勝ちという戦い方

前回投稿した「勝ちたいだけの人」の補足説明的な文章になります。
勝ちたいだけの人は往々にして「失うものが大きければ勝ち」
という手段をとることがあります。「自分が受けるマイナスよりも、相手のマイナスが大きければ勝利」という典型的かつ古典的方法です。

失うものが少ない人間が、失うものが大きい人間に挑むやり方です。
よく、掲示板などで「争いは同じレベルでしか成立しない」というカンガルーのAAが貼られていますが、感心のない第三者からはそのように見えてしまうことが多いようです。
自分と同じレベルに下げることで相手にダメージを与えるという方法です。

これに反応して、議論を尽くしたとしても相手の目的は、はじめからマイナスにすることなので、理屈とか原因結果とか正当性という概念は期待しないほうが良いです。
どこかで失言があった場合、そこのみを論点にして攻撃してくるようになります。揚げ足を取るということでしょうか。
自分は失うものがない状態で、失うものが大きい人間を、自分と同じ土俵に引きずり込んだ(疲弊させた)段階で、彼らの目的の大部分は達成されています。

マイナスにしようと狙ってくる対象は、時間であったり、名誉であったり、社会的立場であったりします。

なぜ、そのようなことをするのかは理解しかねますが、ライバルであったり、単純に気に入らないか、その他さまざまなの目的によるものなのでしょう。
このような人が現われた場合「あぁ、マイナスにしようと狙ってきているだけの人だ」と思えばいいでしょう。

この手法は匿名で行わないかぎり、自分もダメージを負うので、面と向かって行ってくる場合はレアパターンだと思います。正面からこれをやってくる場合は後ろに組織があるケースがあるので別の注意が必要です。

ただ、人間は日々の思考や感情によって個人の世界観が形成されているので、精神状態が常にそういう状態になるというのは、あまりよろしいことではないのではないのかと心配になってしまいます。

自ら地獄に向かっているように見えます。